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岩手県陸前高田市の普門寺
2020/02/28

「岩手県陸前高田市の普門寺」地元の名所シリーズ編

地元由来の小腹を満たすモノ

冬のある日、陸前高田市にある「名刹」普門寺を訪れた。
山門から進んだ杉木立の間には、被災者やボランティアが思いを込めて彫り上げた五百羅漢が。まずは静かに合掌。

普門寺 灯籠

本堂や庫裏に繋がる石段を上ると、サルスベリが楽しめる木々が立ち並ぶ。
今日も比較的暖かいからか、灯籠の足元には僅かな残雪しか無い。

普門寺 松の木

松が美しいお庭を拝観。 さて、シリーズで発信しているナイフファイムのテーマは、「地元由来の小腹を満たすモノ」。
少し不謹慎だが、昔のお坊さんの「おやつ」のことを考えてみました。

普門寺

薄らと粉砂糖のように屋根にかかる雪が美しい。
精進料理と一緒にいただく「点心」は、食事の合間に空腹を満たす(点ずる)というような意味から「点心」というようになったのだそう。

普門寺 鳥居

鎮座する大仏様の鳥居が珍しい。「神仏習合」の名残を感じさせる。
日本の和菓子として知られる「羊羹」。伝来元の中国では羊肉の煮凝りが使われたため、「羊の羹(あつもの)」で「羊羹」と書くのだそうな。日本では“殺傷”になってしまうので同じ色を小豆で代用して作ったとか。

岩手県指定文化財の三重塔。お寺は天正19年(1591年)と慶応3年(1867年)の2回の火災を経験。堂宇や古文書を消失したが幸いにも三重塔は類焼を免れた。
もう一つ、古来から楽しまれた点心「饅頭」がある。

普門寺 大仏

享保3年(1718年)建立と伝えられる大仏。高さ約5mで、東北では珍しいとされている。
中国では皮の中に肉を入れる饅頭(まんとう)と言われていたが、精進料理を食す禅僧が小豆を煮て中につめたところ、これが「饅頭」になったとか。

仏塔・庭園・大仏様を1枚の写真に収めることが出来るのは日本でここだけ。 なんとインスタ映えする景色だろうか。 この素晴らしい景色を拝観しながら精進料理や点心をいただけたら最高だ。